こんにちは。
連休も明け、グッと気温も下がりましたね。
昼過ぎからは小雨もパラついています。
昨日、洗車したんですけどね。。。
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「住まいお役立ちBLOG」。
本日は、中古物件の間取り図でよく見かける「PS」の意味をご紹介します。
「パイプスペース」と読みますが、あまり聞きなれないという方も多いのではないでしょうか。
実はこのパイプスペース、リフォームをする上でとても重要なんです。
これから間取り変更リフォームやリノベーションをお考えの方は
是非、参考にしてください。
contents
パイプスペースってなに?
「PS=パイプスペース」 とは、給水管などの「配管を収納している空間」を指します。
「PS」と表記された間取り図をご覧になったことはありませんか?この「PS」部分に配管が通っています。マンションなどの集合住宅では、1階から最上階までを縦に通るメインの配管があり、そこから各階に配管が分岐していくという構造が取られています。
配管が剥き出しになっていると音もうるさく、破損すると危険なため、周りを壁で囲っています。この空間のことをPS(パイプスペース) と呼んでいます。
パイプスペースがどこに設置されているかは建物ごとに異なり
建物の外側に設けられているケースもありますが
多くの場合、トイレやキッチンなどの水回りのすぐ近くに設置されています。
パイプスペースは動かせません
マンションの間取り変更リフォームで
知っておかなければいけない重要なポイントは
「パイプスペースは動かすことができない」ということです。
パイプスペースを通る配管は、上下階と共同で使用しているので
簡単に移設することができないのです。
※一軒家であれば配管の位置を直すことが可能。
このため、間取りを変更したい空間にパイプスペースがある場合は、動かさずにレイアウトを考える必要があります。また、排水時の騒音問題もあるので、中古のマンションなどを購入する際には、パイプスペースの有無や位置を考慮しておくことが大切です。
パイプスペースの活かし方
リノベーションで壁を取り払い、リビング空間を広げようとしても
お部屋にパイプスペースがあれば、柱のように残さなければいけません。
そこで、動かすことができないのであれば、その活かし方を考えていきましょう。
パイプスペースの壁をインテリアに合わせて、アレンジすれば空間のアクセントになります。
また、柱を鏡張りにすることで、洗練されたリビングになり
スペースも広く感じることができます。
動かせないパイプスペースを実用的に使うこともできます。ニッチ棚にして収納スペースを確保したり、スイッチやインターフォンなどを設置すれば、実用性も兼ねたオブジェに早変わりです。
リノベーション前には必ず確認
共用部分で動かすことができず
キッチンやトイレなど、水まわりを移動する際に影響を与えるパイプスペース。
この事を知っておけば、リノベーション物件を選ぶ際や
間取りを考える際に大きなプラスになります。
あまり馴染みのないパイプスペースですが
これから間取り変更リフォームやリノベーションをお考えの方は
事前の確認をしっかり行い、間違いのない計画を立ててください。
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