こんにちは。
本日１月２０日は大寒。寒さ厳しい１日ですが、後半月ほどで立春です。寒さ対策を一層心がけ暖かい春の到来を待ちましょう。
皆さんの快適な暮らしをサポートしていく「住まいお役立ちBLOG」。本日のテーマは「断熱リフォームの基礎知識」。「冬は冷たい床が苦手」「夏はエアコンの設定温度まで室温が下がらない」など、冬の寒さ・夏の暑さを当たり前だと思っていませんか？寒さ、厚さの原因は断熱工事が十分でないからかもしれません。断熱リフォームをすると、１年を通して快適に過ごせる住宅に生まれ変わります。
目次
断熱の基礎知識
断熱材は建物全体を包むように
新築住宅では、断熱材を入れるのが一般的です。建物の断熱性がよければ、外気温の影響を受けにくいため、冷暖房の効果が上がりランニングコストを抑えることができます。
古い家では、断熱材が入っていないことが多いもの。断熱材は部分的に入れても効果は期待できません。床下や外壁内、屋根裏など、建物全体をすっぽりくるむように入れるのがポイントです。また密度の高いものほど効果があります。
開口部（窓・ドア）の断熱
従来の窓によくあるアルミサッシや１枚ガラスは、熱伝導率が高いので外気温が伝わりやすくなります。ここ数年急速に普及してきているのが断熱窓。これは熱伝導率の低いサッシに複層ガラスを組み合わせたもので、組み合わせにより断熱性能が違ってきます。
リフォームで窓の断熱性を高めるには、①既存の窓を断熱窓に交換する ②内窓をつけて二重窓にする ③ガラスだけ交換する、という３つの方法があります。①は防犯や防音に効果的な合わせガラスや断熱性にすぐれた複層ガラスを使ったものなどがあり、目的に合わせて選べます。②は既存のサッシにアタッチメントで断熱ガラスをとりつける、最も手軽な方法です。またマンションでは、窓を交換することはできないので、結露を抑えるには②を選択するといいでしょう。
天井・壁・床の断熱
冬場、外壁に面した北側の壁は、温度が下がるため結露しやすくなります。結露を抑えるには、壁の内側に断熱材を施します。断熱材は発砲ポリスチレンフォームのような透湿性の低い発砲プラスチック系のものが適しており、室内の水蒸気が断熱材と躯体の間に入り込まないように、躯体のコンクリートに密着させて施工します。
断熱リフォームの種類
断熱とは、建物内の熱の移動を遮断するはたらきのことです。断熱性が高い家では、冬場は室内の暖かい空気が建物の外に逃げにくくなり、暖房費用を節約することができます。
断熱リフォームが行える箇所
断熱リフォームとは、家の様々な箇所で行われる、断熱工事の総称です。断熱工事が行える箇所は以下の通りです。
・床、床下
・開口部（窓、玄関など）
・壁
・天井、小屋裏
床・床下の断熱リフォーム
畳やフローリングなど、足元の冷えが気になる方には、床下断熱がお勧めです。床下の断熱リフォームは、一戸建ての場合、床材を剥がすことなく床の裏から断熱材を入れることが可能なケースが多いです。床材が劣化している場合には、一緒に張り替えてしまう方も多くいらっしゃいます。
内窓を追加するリフォーム
今ある窓の内側にもう 一つ窓をつけて二重窓に。お手軽リフォームで大きな効果があります。室内で適温になった空気は、窓の隙間から外へ逃げていきやすい性質があります。内窓の設置によって気密性を高めることにより、断熱効果が上がります。さらに窓ガラスを断熱性の高い物にすると、より効果的です。
壁の断熱リフォーム
壁の断熱リフォームには、建物の外側から行う「外張り断熱工法」と、建物の内側から行う「充填断熱工法」の２種類があります。外張り断熱工法とは、柱や梁などの構造材を、外側から断熱材で覆う工法のことです。建物の構造材を断熱パネルで囲み、その上から外壁材で覆うため、建物全体の断熱性がとても高くなります。充填断熱工法とは、室内側の柱と梁の内側に、グラスウールなどの断熱材を敷き詰めて行う断熱工法です。木造住宅で多く見られる断熱工法ですが、外張り断熱が併用されることもあります。
天井の断熱リフォーム
天井から冷たい風を感じているようでしたら、天井裏の断熱リフォームをお勧めします。天井の断熱リフォームでは、断熱材を天井の骨組みの間に敷く「敷き込み工法」、もしくは綿状の断熱材を吹き込んでいく「吹き込み工法」が一般的です。吹き込み工法は、梁などの障害物が多い天井でもリフォームしやすいのが特徴です。
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「断熱リフォームの基礎知識」についてご紹介してきました。リフォームが行える個所や、どの工法・製品が適しているかは、お住いの建物の構造や住む人のライフスタイルによっても異なります。専門業者にご自宅の調査をしっかりみてもらった上で、最適なプランを選択してください。
神奈川県相模原市にあるクライムカンパニーでは、リフォームに関するご相談をお電話やメール、LINEでも承っております。失敗しないリフォームを実現するために、少しでも不安に感じることがあれば、ぜひお問合せ下さい。
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